史跡 • 日本、〒760-0030 香川県高松市玉藻町2−1
高松城内の静かな庭園に佇む建物が披雲閣です。江戸時代には藩主の居館として使われていましたが、明治に入り老朽化のため取り壊されました。しかし、大正時代に入り、当主・松平頼寿伯爵により約半分の規模で再建されることになります。
大正ロマンを感じさせる洋風建築の披雲閣は、国の重要文化財に指定されています。建物内部は木彫りの装飾が施され、優雅な雰囲気が漂います。一方、枯山水で造られた庭園は2013年に国の名勝にも選定され、花崗岩や松、樹木の配置が巧みに計算されています。
現在、披雲閣は高松市が所有し、茶会やコンサート、撮影会などのイベントに活用されています。歴史を感じさせる建物と庭園を散策しながら、香川の文化に触れる良い機会となるでしょう。ちょっとした喫茶やお土産もあり、ゆったりと過ごせる空間です。
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