会津若松市の中心部にある「高松宮殿下御手植えの梅」は、江戸時代後期に造られた大名庭園の一部が残る貴重な庭園です。当時の美しい造りが今に伝わり、春になると梅の花が咲き誇ります。
この庭園は、明治時代に会津松平家の邸宅として使われていました。のちに高松宮家の別邸となり、昭和天皇が高松宮時代にご自身で梅を植樹されたことから、その名前が残されています。
約120本の梅の木が植えられた庭園では、2月下旬から3月上旬にかけて濃淡さまざまな色の梅が次々と開花します。香り高い花を間近で堪能できる他、庭園内を散策しながら歴史を感じることができます。
梅の庭園からは、山々に囲まれた会津ならではの景色を眺めることができます。周辺には伝統工芸の販売所もあり、地元の文化を堪能するのにも適した場所です。歴史と自然が融合する会津の魅力を存分に味わえます。
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