大自然が生み出した芸術品 - 四万十の大シイ（スダジイ）

森林浴の極み、四万十の原生林に佇む巨樹

四国の奥地・四万十川流域には、手つかずの原生林が今なお残されています。その中を歩けば、時を越えた自然の息吹を肌で感じられるでしょう。そんな贅沢な空間の中に、樹齢約800年の大シイ（スダジイ）が佇んでいます。

自然の力強さと美しさが凝縮された芸術作品

この大シイは、巨大な幹を持ち、一部は折れた状態ですが、そのたくましい姿には圧倒されます。大地に根を張り、空に向かって伸びる枝振りは、まるで巨人が踊っているようです。太古の昔から、この場所に根を下ろし続けてきた証しのよう。

四万十の宝、次の世代へ引き継がれる自然遺産

この大シイをはじめ、四万十の原生林は県指定の天然記念物に指定されています。貴重な自然資源を未来に引き継ぐため、訪れる際は自然を大切にしましょう。四万十の自然がそうしてきたように、私たちも後世に贈るべき宝を守り伝えていきたいものです。