東京・新宿の中心地、歌舞伎町。そのネオン広告の光に包まれたアーケードを曲がったところに、ひときわ異彩を放つ空間が広がっています。「ビルドバーガー」と名付けられたこの謎の場所は、実はゴミをアートに昇華させたインスタレーションなのです。ビニール袋やペットボトル、発泡スチロールといった日用品ゴミが、創造的な手によって新たな命を吹き込まれています。
店内に入ると、まるで別次元の世界に迷い込んだかのようです。天井からはゴミの山が垂れ下がり、壁一面をゴミがはみ出す様子は、まさに圧倒的なスケール感。しかし、よく見ると、そこには一つひとつの細かい作り込みが施されていて、それが不思議な世界観を生み出しています。ゴミひとつひとつのユニークな形状を活かした、遊び心あふれる演出に、思わず笑みがこぼれてしまうかもしれません。
そんな斬新な空間は、来場者を自然とカメラを向けさせてしまう魅力があります。いつもの街中のゴミとは一線を画す、アーティスティックな雰囲気に酔いしれながら、思い思いのアングルから撮影を楽しめます。インスタ映えする写真が何枚も生まれそうです。
ビルドバーガーへのアクセスは、新宿駅東口から徒歩8分ほどでつきます。アーケードを抜けた狭い路地に入るので、事前に場所の確認をしておくと良いでしょう。開場時間は12時から20時まで。入場料は無料ですが、トイレの使用には料金が発生するそうです。
ゴミでできた驚きのアート空間「ビルドバーガー」。見るからに斬新な発想と遊び心に溢れた演出に、思わずくぎ付けになってしまうはずです。歌舞伎町の賑わいとは打って変わった、静かで独特の世界観に酔いしれてみてはいかがでしょうか。普段は見過ごしてしまいがちなゴミに、新たな価値と魅力を見出せるかもしれません。