かつてこの地には、伝説の鳥サシバをモチーフにした展望台がありました。その巨大な翼は、遠くまで続く碧い海原と島々を優雅に見守っていました。時を経て姿を消しましたが、その神秘的な存在感は今なお語り継がれています。
フナウサギバナタとは、この島の言葉で「船を見送る岬」を意味するのだとか。昔から島民たちは、この岬から大切な人の船出を見守ってきました。遠くへ旅立つ人々に寄り添うように、サシバの翼は大空に広がっていたに違いありません。
サシバの姿は消え去りましたが、この地の魅力は色あせることがありません。青い海、白い雲、緑の島々。どこまでも続く大パノラマに心を奪われることでしょう。時にはウミガメの姿さえ望めるかもしれません。
天気の良し悪しで表情を変える景色の数々。はたまた野生の鶴とすれ違うひと時。フナウサギバナタで体験する、かけがえのない瞬間が、あなたの旅に輝きを添えてくれることでしょう。
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