直島には、850年前後に建立されたと伝えられる由緒ある極楽寺があります。本堂や山門、客殿などの主要建造物は江戸時代中期の元禄年間に建てられたものですが、その佇まいから歴史の重みを感じ取ることができます。
寺域内を歩けば、東の山に鎮座する八幡神社や護王神社の風情にも出会えます。さらに北側には、かつて直島を治めた高原氏の墓所や、この島出身の軍人の墓があり、直島ゆかりの偉人の足跡を辿ることができるでしょう。
境内には駐車場があり、車でもアクセスできます。夏場は虫除けスプレーの準備が必要ですが、静かな境内を散策しながら、古刹の持つ味わい深い雰囲気に浸ることができます。
極楽寺では、直島の歴史を肌で感じられるだけでなく、東の山並みと調和する佇まいの中に、日本の伝統美を発見できるはずです。訪れる人に、極楽浄土への入り口を垣間見る思いを味わってほしい、そんな魅力に満ちた寺院です。
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