江戸時代の面影が色濃く残る浅草。昔ながらの風情溢れる町並みを味わうなら、錦鯉の泳ぐ小川に架かる都内最古の石橋「石橋」を訪れるのがおすすめです。時を越えた石橋の魅力を、ご紹介しましょう。
石橋は1618年(元和4年)に架けられた東京都内で最も古い石造りの橋です。当時、浅草には東照宮があり、参拝者がこの橋を渡って参拝していたと言われています。丁寧に組まれた小松石と、太鼓橋の優雅な造形美は、熟練の職人技を物語ります。
時を経てもなお風格が失われない石橋。橋の下を小川が潺潺と流れ、その中を太った錦鯉が優雅に泳いでいる光景は、町中にあって風情があり魅力的です。カメラ片手にひとときの散策を楽しむのもおすすめです。
見入ってみると、橋の中程が窪んでいるのがわかります。この溝は、何百年もの間、人々の足が通った証しなのです。江戸の町人から、今を生きる私たちに至るまで、人々の幾多の想いが刻まれているのですね。
江戸の面影が色濃く残されたこの地で、石橋を一歩ずつ慈しむ散歩は格別の体験となるはずです。錦鯉が舞う小川で一服するのも素敵ですね。ぜひとも訪れてみてはいかがでしょうか。
Provided by Google