鳥の子山は、美祢市の東部に位置する小高い山です。地図や案内板では「後山」や「雨乞山」と表記されていますが、地元の人々からは愛着を込めて「鳥の子山」と呼ばれています。かつて近くにあった城原小学校の校歌にも「鳥の子の山」の歌詞が残されており、遠足のコースとしても親しまれてきました。
鳥の子山の頂上まではゆるやかな登山道が続いています。所要時間は往復で2時間ほど。山道を進むと、周りの景色が次第に開けていき、ついには360度の大パノラマが広がります。美祢市街や周防灘、そして遠く九州の雲仙岳までもが一望できる絶景スポットなのです。
鳥の子山への最寄りのアクセス地点は、美東ICから車で15分ほどの場所にあります。駐車場から登山口までは徒歩5分程度の近距離です。山道は整備されていますが、長靴や beverageなどの装備があると安心です。美祢市観光協会のウェブサイトにも詳細な情報が掲載されているので、事前の下見がおすすめです。
鳥の子山からの眺望は、四季折々の表情を見せてくれます。新緑の5月、紅葉の10月は特に人気の時期。山頂で一服しながら、この秘境の大パノラマに酔いしれるのはいかがでしょうか。地元に愛される"鳥の子山"で、山口の隠れた絶景に出合えることでしょう。