銀座の喧騒から一歩入ると、まるでタイムスリップしたかのような空間が広がります。レストラン早川は、昭和の雰囲気を今に伝える小さな洋食店です。わずか12席ほどの店内は、昔ながらの温かみを感じさせ、忙しい日常を忘れさせてくれます。
早川の看板メニューと言えば、やはりオムライスです。ふわふわの卵に包まれたライスは、昔ながらの優しい味わい。特別な技巧を凝らしたものではありませんが、それゆえに毎日食べたくなるような懐かしさがあります。
オムライスと並んで人気なのが、メンチカツ定食。サクサクの衣の中には、ジューシーな肉汁が閉じ込められています。一口食べれば、思わず「めっちゃ美味い!」と声を上げたくなるほどの美味しさです。
銀座という場所柄を考えると、驚くほどリーズナブルな価格設定も魅力の一つ。1,000円前後で満足のいくランチを楽しめるのは、嬉しいポイントですね。
男性の方は、ライスの大盛り(+100円)がおすすめです。また、単品メニューを注文する場合は、お味噌汁を追加するのがおすすめ。煮詰まることなく、美味しいお味噌汁は料理をさらに引き立てます。
早川の魅力は料理だけではありません。三角巾と白い服に身を包んだ店主夫婦の姿は、まさに昭和の洋食屋そのもの。昔ながらの接客と雰囲気を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。
銀座の一等地にありながら、肩肘張らずにくつろげるのが早川の魅力。忙しい日常から少し離れて、懐かしい味と雰囲気に浸る。そんなひとときを過ごすには最適な場所です。
レストラン早川は、銀座の中にひっそりと佇む小さな宝石箱のような存在。急速に変化する街の中で、変わらぬ味と雰囲気を守り続けているこのお店は、まさに「絶滅危惧種」的な貴重な存在と言えるでしょう。昔ながらの洋食の味を求める方、昭和レトロな雰囲気に浸りたい方にとって、必見のスポットです。