幸崎駅は、大分県大分市にある無人の小さな駅です。この駅の名前は地名の「神崎」に由来していますが、佐賀県の神崎駅と区別するために「幸崎」と名付けられました。歴史ある町名が今も残る、ちょっと風変わりな名前の駅なのです。
幸崎駅は佐賀関港に通じる唯一の駅です。佐賀関港は九州本土と四国を結ぶ重要な港で、フェリーで四国へ渡ることができます。駅からは徒歩で2時間半かかりますが、海沿いを歩けば絶景が楽しめるでしょう。
今は無人駅となった幸崎駅ですが、かつては賑わった名残があります。なんと3本ものホームが残されているのです。昔は多くの人々がこの駅を行き交っていたに違いありません。歴史を感じさせる趣のある駅なのです。
幸崎駅から歩いて行ける距離に、関サバやアジなど新鮮な魚介類が味わえる飲食店があります。海の幸をいただきながら、駅周辺の散策も楽しめそうです。
幸崎駅へは大分駅からJR日豊本線で約1時間です。Suicaの利用範囲は終点の幸崎駅までなので注意が必要です。宿泊施設は駅周辺にはありませんが、大分市内や別府市内などから日帰りで訪れることができます。
小さな幸崎駅には、歴史と風物詩が凝縮されています。ひとつひとつのフォトスポットを堪能しながら、海の魅力にも浸れる、味わい深い観光スポットなのです。