阿蘇高原の自然と絵本の世界が融合する夢の美術館

大自然に抱かれた絵本の世界

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある「葉祥明 阿蘇高原 絵本美術館」は、その名のとおり絵本作家・葉祥明氏の作品世界に浸ることのできる素晴らしい施設です。阿蘇の美しい自然に囲まれた中庭には、葉氏の絵本の世界観そのままの景色が広がっています。緑の草原に屹立するポップな彫刻や、はらり木に囲まれた小さな池など、一歩足を踏み入れれば、まるで絵本の中に入り込んだかのようです。

ほっこり優しい絵本の世界観

館内には、葉祥明氏の代表作『ブルーなブルービー』をはじめとする絵本原画や、やわらかな色使いと丁寧なタッチが印象的な油彩画が所狭しと並んでいます。作品からは、子供の頃に親しんだ絵本の世界が甦り、心が和みますね。作品に込められた愛情と、自然への畏敬の念に触れることができます。

ゆったりと過ごせる絵本カフェ

敷地内にある「絵本カフェ」では、ブルービーの形をしたかわいらしいスイーツを楽しむことができます。窓の外に広がる緑の風景と、店内に置かれた絵本に囲まれながら、ひとときのくつろぎを味わえるでしょう。カフェでは、葉祥明氏の直筆サイン入り絵本も販売されています。

作家自身との触れ合いも

この美術館の魅力のひとつに、作家の葉祥明氏ご本人と触れ合える機会があることが挙げられます。時折館内に姿を見せる葉氏は、来館者一人ひとりと時間を惜しまず語り合い、アートや自然への想いを熱く語ってくれます。作品を実際に手にとって眺める体験に加え、作家の生の言葉に触れることができるのは、大きな喜びです。

阿蘇の豊かな自然とアートの世界が調和した、類まれな空間が広がる「葉祥明 阿蘇高原 絵本美術館」。大人から子供まで、誰もが心に残る思い出を作ることができるでしょう。