古くから伊勢参りの宿場町として栄えた伊賀市は、風情ある町家や神社仏閣が点在する小京都と呼ばれる風情ある町並みを残しています。中でも上野地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、茅葺き屋根の町家が立ち並ぶ情緒あふれる街並みが広がっています。
このような風情ある街並みを行く手で横切るのが、伊賀鉄道の広小路駅です。民家の軒先をすれすれに走り抜ける列車は、まるで忍者が軒をすり抜けるようなスリリングな光景を見せてくれます。伊賀出身の忍者をイメージした「忍者列車」の愛称で親しまれています。
民家の軒先すれすれを走る列車の眺めは、まさに非日常の体験。しかも、その背景には伊賀の古い町並みが広がっているのです。ぜひ一度、この独特の光景をご自身の目で見ていただきたい絶景スポットです。駅からは菅原神社などの見どころへのアクセスも良好です。
狭い路地を列車が走る関係で、駅のホームはかなり狭いため、通過する列車との接触に十分気をつける必要があります。また、撮影の際は線路への踏み出しは絶対に避け、安全に注意を払いましょう。
列車が民家の軒先をかすめる独特の光景は、時間になると思わず見入ってしまうほど魅力的です。伊賀市を訪れた際は、ぜひ広小路駅で体感していただきたい、まさに日本ならではの絶景スポットです。