新宿区の中心部にひっそりと佇む、新宿中央公園。その一角に梅の名所「銀世界の梅」が広がっています。都会の喧騒から離れ、花と緑に包まれるこの場所は、まるで小京都を彷彿とさせます。
銀世界の梅は、江戸時代から続く由緒ある名所です。園内には約650本の梅の木が植えられ、早咲きから遅咲きまで様々な品種が楽しめます。花弁が銀世界のように白く輝く「白加賀」は園の名物で、開花時期の2月下旬から3月上旬が最も見頃を迎えます。
梅園のすぐ近くには、池泉回遊式の日本庭園も整備されています。園内を進むにつれ、小径が現れ、その先に広がるのは芝生広場。梅の花々と共に、四季折々の景色が楽しめるでしょう。都心にいながら、こんな静かで風情ある空間に出合えるなんて、まさに都会の小京都といえるかもしれません。
梅の名所ならではの楽しみは、お土産にもあります。園内には、梅干しや梅酒などの販売所が点在しています。花見の合間に、匂いと味で梅の魅力を存分に堪能できるはずです。
都心での癒しのひと時を過ごすなら、ぜひ銀世界の梅園を訪れてみてはいかがでしょうか。大都会のど真ん中に、小京都のような風情が広がっています。